雲母唐長デザイン「唐長タイル」発表

雲母唐長(KIRA KARACHO)

雲母唐長(KIRA KARACHO)は、創業寛永元年(1624年)日本で唯一途絶えずに11代続く唐紙屋「唐長」のトトアキヒコと千田愛子がプロデュース、次世代を担う唐長を継承するブランドです。

唐長には、先祖代々伝わる板木が花鳥風月や幾何学文様などさまざまなものが六百枚以上あります。
代々受け継がれた板木からひとつひとつ手仕事で和紙に文様を写し取り、襖紙や壁紙として桂離宮、二条城、養源院などの歴史的建造物や、今を彩る現代の人々の暮らしにおいても唐紙は用いられています。 その一方で、ライフスタイルの変化に合わせた新しい取り組みも行っています。

唐長の唐紙を広く世界に伝えるとともに、紙以外の異素材や他者とコラボレーションしたプロダクトを発表するなど、文様と色の美を通じて人々の暮らしを豊かにしたいとの思いをこめたモノづくりをしています。


手仕事だから叶う本物の良さ。

その昔から、襖紙や壁紙として人々の暮らしの中に彩られている文様を、現代のインテリアの一部として、タイルに取り入れてみました。単なる転写ではなく、唐紙から図案を写しとって版を作り、様々な印刷技術を駆使して再現を試みました。例えば、和紙に写しとった文様に現れる独特の質感は、鉱物を粉状にした雲母によるものです。タイルにおいても雲母を用いてその質感を表現したり更に、タイルならではの質感や重厚感を追求しました。歴史ある唐長の文様を耐久性に優れたタイルに表現し、暮らしの中にご提案します。

唐紙は、顔料に雲母や胡粉などを混ぜ合わせ「ふるい」とよばれるガーゼを張った道具で板木に色をのせます。優しく手で撫でるように和紙に色を写しとることで、乾くとほのかに立体感が生まれ、印刷では出せない独特の風合いが生まれます。タイルにおいては、シルク印刷の技術を用いて、釉薬や絵具を一枚づつ手作業で印刷し、時には筆を使って直接釉薬を濃みこみます。

「唐長タイル」バリエーション

角つなぎ

組紐にルーツを持つ文様です。終わることなき、浮き沈みの連続は、人生観、運命感を表し、連綿と続く命のつながり、繁栄を表します。

大牡丹

しあわせと富貴の象徴。花の王と言われる牡丹ですが、とりわけこの牡丹文様は雄大で華やかなものです。

天平大雲

雲魂を細い尾で連結した連雲であり天上に大きくうねる雲はとても縁起の良い瑞雲です。雲は雨を呼ぶことから実りと豊穣を表し、良き事を呼び寄せ運気上昇を願うものでもあります。

天井格子

唐花を菱形や四角などにいれたものを角花とも呼ぶ。格子は、魔除けを意味し、菱には繁栄の意味があり、唐花と十字文を襷文に組み入れた美しい花クルスの文様。

南蛮七宝

エキゾチックな幾何学的魅力あふれるパターンは、円のようにも、星のようにも、花や十字のようにも見えるこの文様は、幸せが四方八方へと繋がる縁起文様です。

PROFILE

Photo by Carl Bergman

唐紙師 トトアキヒコ

唐長の文化を継承する唐紙師。現代の暮らしに合うさまざまな唐紙のオーダーをアトリエ雲母唐長(KIRA KARACHO)にて制作するとともに、唐紙の芸術性を追求し、点描とたらし込みを融合させ自らの指で染めていくトトアキヒコ独自の技法「しふく(Shifuku)刷り」や「風祈」と呼ばれる技法から生まれるアート作品は、美術館にも収蔵、展示された他、寺社仏閣、公共・商業施設、個人邸宅など、さまざまな場に納められている。

名刹養源院に奉納されたアート作品「星に願いを」は、俵屋宗達の重要文化財「唐獅子図」と並んでいる。同寺にある俵屋宗達の重要文化財「松図」の唐紙修復も手がけており、伝統の継承を行いつつ、現代アートなる唐紙の世界を築き、前人未到の道を切り拓いている。

唐紙師 千田 愛子

1624年(寛永元年)創業の唐紙屋『唐長』11代目 千田堅吉の長女。11代目より唐長のDNAとしての色彩感覚を一番受け継いでいると認められた感性を活かし、幼少期より培われたその類希なる色彩感覚により、唐長の新境地として、従来の壁紙、襖紙の世界からカードの世界を開拓。10代の頃から発表し続けている千田愛子の唐紙カードの世界は、幅広い世代で好評を博している。

2004年からココン烏丸にて、千田愛子プロデュースによるKIRA KARACHOショップをスタート。唐紙師として唐紙制作はもちろんのことより、唐紙師である夫トトアキヒコと共に、唐長を世界と後世に伝える活動をしている。

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